菊池常利というアーティストを語る上で外せないのが、1999年にリリースされた嵐のデビュー曲『A・RA・SHI』だ。「J&T」名義で提供されたあの刺激的で口ずさみやすいリリックは、四半世紀が経過した2026年の現在でも色あせることなく、あらゆる世代に歌い継がれている。
当時、まだ何者でもなかった少年たちが時代の寵児へと駆け上がるきっかけを作ったのは、まさに彼の紡いだ言葉のエネルギーだった。キャッチーでありながら、どこか青臭く泥臭い情熱を秘めたフレーズの数々は、後に息子である風磨が魅せるパフォーマンスの質感とも不思議なほど重なり合う。