一方で、ブームの過熱に伴い倫理的な課題も浮上している。最近トレンドとなっているのは、実際の街頭カメラやドライブレコーダーの映像、あるいはスマートホームの監視カメラ風に制作された「フェイク実録映像」だ。
映像の隅に映る不審な人影や、ドアの隙間から覗く目。制作者側は「演出」と注記しているものの、SNS上で転載を繰り返されるうちに注記が削られ、「某市で起きた未解決事件の捜査映像」として独り歩きするケースが相次いでいる。リアリティを追求するあまり、地域住民に実害的な不安を与えたり、警察への問い合わせが急増するなど、社会的インフラへの悪影響も無視できない段階に入っている。