学業との両立が絶対条件である彼らにとって、だらだらと長い練習時間を過ごす余裕はない。平日の練習時間は約2時間半。その限られた時間のなかで、選手たちは自らタブレットを手に取り、球筋やスイング軌道をその場で確認する。
「ただボールを投げる、打つという時代は終わりました。なぜその結果になったのかを数値で把握し、次の1球で修正する。思考のスピードこそが私たちの武器です」とチーム関係者は語る。指導陣も一方的に指示を出すのではなく、選手自身の気づきを促す問いかけに徹する。自主性とデータ分析の掛け合わせが、限られた練習時間を何倍もの濃密なものに変えている。