山陽新幹線および東海道新幹線は、風速制限を超えた段階で全線区での見合わせに踏み切る構えだ。JR西日本は「安全最優先」の観点から、従来よりも数時間早い段階での運行取りやめを打診している。主要ターミナル駅である新大阪駅や京都駅では、改札前に大勢の旅行者や出張客が押し寄せ、振替輸送の窓口に長い列ができた。
私鉄各線においても同様だ。阪急、阪神、近鉄、南海の各社は、暴風警報の発令タイミングに合わせた運休ダイヤの編成を速報で発表。かつてのように「限界まで動かす」のではなく、「被害が出る前に確実に止める」運用が徹底されている。通勤・通学の足が完全に奪われる前に、各自が帰宅時間を前倒しする自衛策が不可欠だ。