閉所恐怖症でも怖くない!Mriをパニックゼロで乗り切る最新対策法を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。

「オープン型MRIが近隣にない」「病変の性質上、どうしても3.0Tの高精度トンネル型MRIで撮影しなければならない」という場合には、薬物療法によるアプローチが標準的な医療処置として行われます。医療現場では、恐怖心を我慢させるのではなく、適切な薬剤を用いて安全に検査を行うことが推奨されています。

処方される薬剤は、恐怖の度合いや患者の全身状態に応じて主に以下の2段階に分かれます。

  • 抗不安薬(経口安定剤):エチゾラム(デパス等)、ロラゼパム(ワイパックス等)、アルプラゾラム(ソラナックス等)など。検査の30分〜60分前に服用することで、中枢神経の緊張を緩め、閉所恐怖症におけるMRI安定剤の効果として「不安感が和らぎ、ぼーっとしたリラックス状態」を作り出します。
  • 睡眠薬・導入剤:トリアゾラム(ハルシオン等)やゾルピデム(マイスリー等)。軽いうたた寝状態に誘導し、気づいたら検査が終わっていたという状態を目指します。
  • 静脈内鎮静法(点滴麻酔):強いパニック障害の既往がある場合や自閉スペクトラム症等で静止が困難な場合、麻酔科医や専門医の管理下でミダゾラムやプロポフォール等の閉所恐怖症向けMRI鎮静剤を点滴投与し、完全な入眠・浅い鎮静下で撮像します(大病院や大学病院での対応が中心)。

薬剤を使用する際の重要な注意点として、服用後はふらつきや眠気が残るため、当日の自動車・バイク・自転車の運転は厳禁となります。公共交通機関を利用するか、家族の送迎を手配してください。また、検査当日にいきなり「薬をください」と頼んでも、絶食指示やアレルギー確認の都合上対応できないケースが多いため、必ず検査予約の診察段階で主治医に「閉所恐怖症の傾向があるため安定剤を使いたい」と申告しておくことが不可欠です。