生理の時に食べるといいものは?痛みや貧血を和らげる神食材とNg食品の背景について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

良質な栄養を摂ることと同じくらい重要なのが、痛みを増幅させる引き金を避ける「引き算の栄養学」です。良かれと思って口にしている日常の嗜好品が、実はつらい症状に拍車をかけているケースが多々あります。

生理中に控えるべき食べ物とその決定的な理由の筆頭に挙げられるのが、カフェインの過剰摂取です。コーヒー、エナジードリンク、濃い緑茶に含まれるカフェインには強力な血管収縮作用があります。子宮周辺の毛細血管が収縮すると骨盤内の血流が滞り、子宮が虚血状態となってプロスタグランジンの分泌がさらに促進され、生理痛の劇的な悪化を招きます。また、カフェインは利尿作用によって体を冷やし、イライラを高ぶらせるアドレナリンの分泌を刺激するため、生理中の1〜3日目は1日1杯程度にとどめるか、デカフェに切り替えるのが賢明です。

さらに警戒すべきは、スナック菓子やファストフードに含まれるトランス脂肪酸や酸化した油、過剰な塩分です。質の悪い脂質は体内で炎症性物質の材料となり、痛みを倍増させます。塩分の過剰摂取はプロゲステロンによるむくみをさらに悪化させ、下半身の重だるさや頭痛を誘発します。

また、冷たいジュースやアイスクリーム、生野菜サラダの単体摂取など、物理的に胃腸を冷やす食品は内臓温度を低下させます。内臓が冷えると骨盤内の血行が悪化し、経血の排出がスムーズにいかず痛みが長引く原因となるため、温かい調理法を選ぶことが鉄則です。