除草剤をまく時期で効果は激変!プロが明かす春と秋の散布完全攻略の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

除草剤散布において、季節と同じくらい重要なのが「散布当日の天候と時間帯」です。ここでも薬剤のタイプによって真逆の行動が求められます。

【雨の前か後かの判断基準】
顆粒タイプの土壌処理剤は、土がカラカラに乾燥しているときに撒いても粒が地面で転がり、土壌に定着しません。そのため、「小雨が降る直前」または「しっかり雨が降った翌日など土壌が湿っているタイミング」に散布するのが理想です。水分によって薬剤の粒が溶け、均一に土の表面へ広がることで強固な処理層が完成します。ただし、土砂降りの豪雨が予想される直前に撒くと、薬剤が水流で敷地外へ流亡してしまうため避ける必要があります。
対照的に、液体タイプの茎葉処理剤(ラウンドアップ等)は、「散布後少なくとも6時間〜24時間は雨が降らない晴天の日」を選ばなければなりません。葉の表面に付着した薬液が乾いて植物体内へ浸透する前に雨に打たれると、有効成分がすべて洗い流されて散布が無意味になります。

【時間帯は朝か夕方か】
液体除草剤を散布する最適な時間帯は、「晴れた日の風が穏やかな朝(8時〜11時頃)」です。朝露が乾いた直後の午前中は、植物が光合成を活発に行い、気孔を開いて水分や養分を盛んに吸収・移行させる時間帯にあたります。このタイミングで散布することで、薬液が葉から根の先端までスムーズに浸透します。夕方に撒くと夜間の湿度低下や光合成の停止によって吸収効率が著しく低下し、また強風が吹きやすい昼過ぎは周囲の植栽への飛散(ドリフト事故)のリスクが高まります。