炎上発覚直後、市場の反応は苛烈を極めた。ニュース報道とSNSでの不買運動の呼びかけが相乗効果を生み、株式会社くら寿司の株価は下落の一途をたどった。騒動直後の数日間で、同社の時価総額は数十億円規模で消失したと試算されている。
経済的損失は株価の下落だけにとどまらない。全店舗での衛生点検や清掃の再徹底、店舗スタッフへの緊急再教育、顧客の客足をもどすための販促キャンペーン費用など、直接的・間接的なコストは膨大な額に膨れ上がった。たった1本の動画がもたらした損失の大きさは、外食産業における危機管理広報のあり方を根本から変容させる契機となった。