多くの長所がある一方で、事前に知っておかないと乗車中にストレスを感じる要因も潜んでいます。予約前に確認しておきたいデメリットを掘り下げます。
最も多く挙げられる不満が、壁面テーブルの位置が遠いという点です。中間席のテーブルは手前に引き寄せるスライド機構がついていますが、最前列のテーブルは前方の壁に完全に固定されています。背もたれに深く寄りかかった状態では手が届きにくく、キーボード入力や食事の際に前かがみの姿勢を強いられ、腰や背中に疲労が溜まりやすいという構造的な盲点があります。
もう一つの注意点は、デッキ出入り口のドア開閉に伴う影響です。駅への停車時はもちろん、車掌の巡回や他乗客のトイレ移動などで目の前の自動ドアが頻繁に開閉します。人の視線が気になりやすいだけでなく、冬場や悪天候の日にはドアが開くたびにデッキから冷たい外気が流れ込んで寒いと感じるケースがあります。
また、足元の床面自体は広いものの、壁で仕切られているため足を前方に思い切り伸ばすことができないという点も好みが分かれます。前席の下に足先を滑り込ませられる中間席の方が、長身の乗客にとっては足首を伸ばしてリラックスしやすい場合もあります。