日本中を巻き込む騒動の引き金となったのは、2018年1月31日に放送されたTBS系列の生放送特番『緊急!公開大捜索’18春』でした。身元不明者や記憶喪失者の情報を広く視聴者から募る同番組に、自らを「和田竜人(仮名)」と名乗る青年が生出演したのです。
番組内で語られた青年の告白は極めて異常なものでした。自らの氏名や生年月日などの記憶がなく、「4歳から約17年間にわたり見知らぬ男の自宅に軟禁されていた」と主張。2014年7月に監禁場所から抜け出し、愛知県弥富市のショッピングセンターのトイレで意識朦朧の状態で保護されたと証言しました。
保護施設で名付けられた仮名「和田竜人」として暮らしていた彼は、自らのルーツを知るためにテレビ出演を決意。この告白が電波に乗った瞬間、SNSやインターネット掲示板ではある未解決事件との結びつきが急速に囁かれ始めました。