「また日本か」。2026年10月、ストックホルムからの吉報が届いた瞬間、韓国のニュースサイトのコメント欄は一気に加熱した。毎年のように繰り返されるこの光景は、もはや秋の風物詩とさえ言える。メディアは「日本がまた快挙、韓国は今年もゼロ」といった刺激的なヘッドラインを掲げ、世論の焦燥感を煽る。
韓国国民が抱く感情は、単なる反日感情や嫉妬だけではない。そこには、世界屈指のIT大国であり、半導体やスマートフォンの分野で世界をリードしているという自負があるからこそ、「なぜ基礎科学では勝てないのか」という深い落胆が伴うのだ。