2026年スギ花粉ピークはいつ?最新飛散量予測と症状激化を防ぐ対策について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

春の花粉症シーズンを語る上で見落とせないのが、スギ花粉からヒノキ花粉への「リレー飛散」です。両者は同じヒノキ科に属し、アレルゲン構造も類似していますが、飛散時期や症状の現れ方には明確な違いがあります。

スギ花粉の粒子径が約30〜40マイクロメートルであるのに対し、ヒノキ花粉はひと回り小さい約30マイクロメートル前後です。そのため、ヒノキ花粉は気管支の奥深くまで入り込みやすく、目のかゆみや鼻水だけでなく「喉のイガイガ感」「激しい咳」「肌荒れ(花粉皮膚炎)」といった全身症状を訴える人が増える傾向にあります。

時期的には、スギ花粉がピークアウトを迎える3月下旬から4月中旬にかけてヒノキ花粉が最大飛散期に達します。スギ花粉症患者の約7割がヒノキ花粉にも交差反応を示すと言われており、「スギのピークが過ぎたから」と油断して服薬やマスク着用を止めてしまうと、第二波で重症化するケースが後を絶ちません。ゴールデンウィーク前までは一連の対策を継続するのが賢明です。