では、なぜ特定のタレントが「スカスカ」に見えてしまうのか。その最大の要因の一つが、近年のヘアスタイルのトレンドである。あえて隙間を作る「シースルーバング」や、ナチュラルな束感を出すワックス・オイルの使い過ぎは、光の反射によって地肌を露出させやすくする。本人の毛量自体には何の問題もないにもかかわらず、プロのスタイリングが裏目に出て薄毛に見えてしまうケースは後を絶たない。
一方で、過酷な現場によるストレスや加齢に伴う本格的な変化も当然存在する。日本皮膚科学会のガイドラインでも提示されている通り、男性型脱毛症(AGA)は早期の発見と適切なケアが鍵を握る。近年、芸能界でも美容・AGA医療を活用して頭皮環境を整える人が急増している。最新の処方薬や注入治療、あるいは頭皮への低刺激なアプローチを取り入れることで、多忙な撮影スケジュールの中でも髪のハリやコシを劇的に改善させる例が増えているのだ。スタイリングによる一時的な見た目の変化なのか、それとも医療的アプローチが必要な段階なのかを冷静に見極める視点が求められている。