患者たちを支える医療技術の進化も著しい。医療・製薬産業における分子標的薬やJAK阻害薬、生物学的製剤といった新薬の相次ぐ登場により、従来のステロイド治療に依存しない新たな治療選択肢が広がった。これにより、かつて難治とされた症例でも、長期間にわたって症状を抑える寛解状態を維持できるようになっている。
日本消化器病学会が提示する最新の診療ガイドラインでも、早期の適正な介入と個別化医療の重要性が強く打ち出されている。指定難病としての手厚い医療費助成制度と、進化を続ける先端医療の双方に支えられ、患者の生活の質(QOL)は以前とは比較にならないほど向上した。