Abba『スーパートゥルーパー』歌詞和訳と本当の意味|光と孤独の真相の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

1980年秋、ストックホルムのポーラー・スタジオでアルバム『Super Trouper』のレコーディングが行われていた当時、ABBAはキャリア最大の転換期を迎えていました。

1970年代に世界的成功を収めたABBAのメンバー経歴は、アグネタ・フォルツコグ、ビョルン・ウルヴァース、ベニー・アンダーソン、アンニ=フリッド・リングスタッド(フリーダ)という2組の夫婦から成り立っていました。しかし、1979年にはビョルンとアグネタが離婚。ベニーとフリーダの間にも修復しがたい溝が生じ始めていた時期でした。

スタジオ内の空気は張り詰め、初期のような無邪気なポップソングを作ることは困難になっていました。実は、アルバムの制作終盤までこの楽曲は存在せず、当初予定されていたリードトラックの出来栄えに納得がいかなかったベニーとビョルンが、急遽書き下ろしたのが本作でした。

メインボーカルを務めたのはフリーダ(アンニ=フリッド)です。アグネタの澄み渡るハイトーンと、フリーダの豊かで温かみのある中低域のボーカルが見事にブレンドされ、単なるポップソングにとどまらない、大人の哀愁を帯びた歌声へと仕上がりました。