一口にAI面接と言っても、企業が採用するエンジンによって重視されるパラメータやUI設計には違いがあります。国内外で高いシェアを持つ代表的なツールにおける服装・受験作法を確認しておきましょう。
HireVue(ハイアールビュー)における服装と視線設計
世界的な大企業や金融・コンサルティング業界で導入が進むHireVueでは、録画型動画像解析と音声解析が高度に統合されています。質問提示から回答準備時間、録画開始までの流れが厳密にシステム制御されており、画面を凝視し続けると「カメラ目線(面接官へのアイコンタクト)」から外れやすくなります。パソコンの画面中央に映る自分の顔を見るのではなく、Webカメラのレンズそのものをしっかり見つめて話すことで、自信に満ちたアイコンタクトとして解析されます。服装はグローバル基準のフォーマルスーツが最適解です。
SHL(動画像・アセスメント連携型)における対応
適性検査の大手であるSHLが提供する面接ソリューションでは、総合的なパーソナリティ検査と連動した評価が行われます。服装の指定がない場合でも、日系大手企業での導入が多いため、清潔感のあるリクルートスーツまたはビジネススーツが最も高い親和性を示します。「服装自由」の表記があっても、減点リスクを避けるためにジャケットの着用が強く推奨されます。
自然な表情を作り出すための「笑顔の作り方」
AI面接で多くの人が陥るのが、無機質な画面に向かって話すことで生じる「無表情の固定化」です。AIは回答中の口角の角度や、話の区切りで見せる柔らかな表情を高評価ポイントとして認識します。カメラの横に小さな目印(付箋やシール)を貼り、そこに「人間の面接官がいる」と意識して語りかけることで、自然な視線移動と親しみやすい表情をキープできます。