この作品を語る上で絶対に外せないのが、クラシック音楽を最先端のポップスやデジタルサウンドへと昇華させた「ムジーク」の存在だ。リストが繰り出すムジークのプロデュースを担当したのは、日本を代表するサウンドプロデューサーの浅倉大介である。
彼の手によって「愛の夢」や「ハンガリー狂詩曲」といった超有名曲が、緻密なシンセサイザーの重厚なビートと疾走感あふれるサウンドへと変貌を遂げた。原曲が持つドラマチックな展開を壊すことなく、現代のエレクトロニックダンスミュージックと融合させる手腕はまさに圧巻。浅倉大介による劇的なアプローチがあったからこそ、リストの戦闘シーンや必殺技シーンは、アニメの枠を超えた刺激的な音楽体験として視聴者の記憶に深く刻み込まれた。