業務帳票によっては、表頭で「曜日」「時間帯」「担当者」のように3つの項目を同時に示したいケースがあります。しかし、セルの書式設定では1本の対角線しか引けません。この制限を突破するのが「図形(直線)」と「透明テキストボックス」を組み合わせた裏ワザです。
まず、対象のセル(または2〜4つのセルを結合して広げたセル)を用意します。「挿入」タブの「図形」から「直線」を選び、セルの左上角から下辺の中央付近へ1本目を引き、続けて左上角から右辺の中央付近へ2本目を引きます。このとき、Altキーを押しながらセルの境界に合わせて始点を配置すると正確に角へ合致させることができます。
続いて、文字配置には通常のセル内入力ではなく「テキストボックス」を活用します。「挿入」タブから「横書きテキストボックス」を配置し、文字を入力したら「図形の書式」タブで「図形の塗りつぶし:なし」「図形の枠線:なし」に設定します。この透明テキストボックスを3つ複製し、分割されたそれぞれのエリア(上部、中央部、左下部)へ配置すれば、一切の文字重なりがない完璧な3分割表頭が完成します。
完成後は、引いた2本の直線と3つのテキストボックスを【Ctrl】キーを押しながらすべて選択し、右クリックメニューから「グループ化」を設定しておくことで、レイアウト全体の誤操作によるズレを完全に防止できます。