万葉集にも詠まれた由緒ある和歌山県由良町 白崎海岸。その中心に位置する白崎海洋公園が「日本のエーゲ海」と呼ばれる最大の理由は、人間が暮らす一般的な海岸線とは一線を画す、純白の石灰岩が岬全体を覆い尽くしている景観にあります。フズリナやウミユリといった古代海洋生物の化石を今なお内包するこのカルスト地形は、晴天時には抜けるような青空とコバルトブルーの海、そして眩い白壁のコントラストを描き出します。
公園の最奥部に位置する白崎海洋公園 展望台 絶景スポットへは、整備された螺旋階段を登ってアクセスします。頂上のデッキに立つと、360度の大パノラマで紀伊水道を見渡すことができ、遠く四国や淡路島の山影を望むことも可能です。波の飛沫と海風を受けながら眺める水平線は、日本国内にいることを忘れさせるほどの開放感を誇ります。
また、この地は「日本の夕陽百選」にも選定されている屈指の白崎海洋公園 夕日 スポットです。夕暮れ時になると、純白の石灰岩が夕陽を浴びて淡い茜色から黄金色へとドラマチックに染まり、息をのむほど幻想的なマジックアワーを演出します。さらに冬の風物詩として知られるのが、12月下旬から2月上旬にかけて見頃を迎える野生の水仙です。白い岩肌の隙間を埋め尽くすように咲き誇る水仙の甘い香りと開花状況は、近畿一円から多くの写真愛好家を惹きつける冬の風物詩となっています。