全国各地の公共文化体育施設を取材してきた専門的視点から、ホワイトキューブが持つ本質的な価値と、利用時の判断基準を整理します。
昭和から平成初期にかけて建設された多くの地方公共ホールは、多目的な利用を優先するあまり「スポーツには天井が低く、音楽には音が響かない」という中途半端な妥協に陥るケースが多々ありました。しかしホワイトキューブは、音響に特化したシューボックス型ホールと空間ボリュームを確保した本格アリーナを明確に分棟・連携させることで、双方の機能を一切妥協せずに成立させています。これは地方都市における複合公共施設のひとつの到達点といえます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
【特におすすめできる人】
- クラシック、吹奏楽、アコースティック音楽を極上の生音響で堪能したい鑑賞者
- 首都圏や仙台方面から新幹線を利用して日帰りでスマートに遠征したいイベント参加者
- 現代建築の構造美やパブリックスペースのデザインを体感したい建築ファン
- 格安で本格的な運動環境(メインアリーナ・トレーニングジム)を利用したい地域住民
【利用時に慎重な対策が必要な人】
- 終演後すぐに会場周辺で居酒屋やカフェを利用したいグループ(白石駅周辺への移動手配が必要)
- 満車時の混雑を嫌い、駐車場の出し入れをスムーズに行いたい車椅子・高齢同伴者(開場大幅前の到着が必須)
- JR東北本線(在来線)の白石駅から徒歩のみで手軽に行けると思い込んでいる初来館者