ロサンゼルスのスタジオに企画書を持ち込む際、書式が1ミリずれているだけでゴミ箱行きになるという話は決して誇張ではない。全米脚本家組合(WGA)が定める厳格なフォーマット規約は、1ページがおよそ映像の1分に相当するという暗黙の物理法則に基づいている。このルールを寸分違わず自動で具現化できる信頼性こそ、制作現場がこのツールを手放せない最大の要因だ。
インデントの深さ、キャラクター名の大文字指定、台詞の配置、ト書き(Action)の行間。すべてがミリ単位で計算され尽くしている。脚本家がレイアウトの調整に頭を悩ませる時間はゼロでいい。ただ物語の構築と台詞の切れ味に全神経を注ぎ込める環境が、ここにはある。