地下1階から地上1階に広がる広大な展示スペースは、アジア、オセアニア、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパ、そして日本の各エリアに整然とゾーニングされています。初めて訪れる方が絶対に外せない注目のハイライトを整理しました。
1. 圧倒的なスケールを誇る「世界の民族楽器展示」
地下展示室の中心に鎮座するインドネシア・ジャワ島の壮麗な青銅製打楽器合奏「ガムラン」は、同館の象徴的存在です。金箔と極彩色の彫刻が施された巨大なセットは息をのむ迫力があります。さらに、アフリカの儀礼で使われるトーキングドラムや、動物の皮や角をそのまま活かした南北アメリカの民族楽器など、世界の民族楽器展示エリアでは地域固有の宗教観や生活様式が音の造形として見事に可視化されています。
2. 鍵盤楽器の進化史を辿るヨーロッパ展示
1階フロアでは、18世紀から19世紀にかけての貴重なチェンバロやフォルテピアノ、初期のアップライトピアノがズラリと並びます。現代のモダンピアノへと進化する過程で失われてしまった、木製フレームならではの繊細で温かみのある響きを聴き比べることができる構成は、クラシック音楽ファンにとって垂涎の空間です。
3. 実際に触れて鳴らせる「体験ルーム」
見る・聴くだけでなく自ら演奏を楽しめるのが浜松市楽器博物館 体験ルームです。アフリカの親指ピアノ「カリンバ」や各種パーカッション、アジアの打楽器、さらには電子楽器の草分け的モデルなど、多様な楽器が自由に試奏可能となっています。世代を問わず直感的に音の出る仕組みを学べるため、ファミリー層からも絶大な支持を集めています。
4. 学びを深める「ガイドツアー」と「イベント・ワークショップ」
土日祝日を中心に開催される学芸員やボランティアによる浜松市楽器博物館 ガイドツアーでは、展示プレートだけでは読み取れない楽器の歴史的背景や構造の秘密を軽快なトークで深掘りしてくれます。また、定期的に開催される浜松市楽器博物館 イベント ワークショップやミニコンサートでは、収蔵楽器の実演演奏を目の前で体感できる貴重な機会が提供されています。