大手芸能事務所・オスカープロモーションに長年所属した時期を通じて、彼女は仕事の幅をさらに押し広げていく。2時間サスペンスドラマの隆盛期において、彼女は欠かせないピースとなっていた。悲劇の被害者から、複雑な動機を秘めた冷徹な犯人、あるいは事件を解き明かす知的な専門職まで、あらゆる役柄を自然体で演じ分けた。
視聴者の心理を巧みに揺さぶる緩急のつけ方は、まさに職人芸の域に達していた。派手なスキャンダルとは無縁のまま、職人的な信頼を着実に積み重ねていくスタンスは、テレビドラマ業界の関係者からも絶大な支持を集めた。