大切なウィッグを傷めずに持ち運ぶためには、まず「収納時の立体構造」をどう確保するかが最大の鍵となる。ヘアスタイル、特にツンツンとした立ち上げや繊細なカールがある場合、上からの荷重に耐えられるハードシェルのトラベル・収納用品を選ぶのが鉄則だ。一方で、ロングストレートなど毛尺の長さが特徴のスタイルでは、内部で毛先が泳いで絡まらないよう、固定ベルトや専用ネットが備わっているケースが重宝される。
素材の選択も見逃せないポイントだ。通気性の悪い完全密閉型だと、保管時の湿度でスタイリング剤がへたり、カビや嫌なニオイの原因にもなりかねない。最近のヘアケア・美容業界でも注目されている抗菌・防臭加工が施された不織布素材や、衝撃を吸収しつつ軽量なEVA素材(エチレン酢酸ビニル共重合体)を採用したモデルなど、自分の用途に合わせたスペックの見極めが失敗を防ぐ近道だ。