事件発生直後、情報空間を駆け巡った最大の関心事が八木原亜麻の出身大学の特定でした。警察発表により「江別市文京台に住む20歳の大学生」と報じられた瞬間から、5ちゃんねるやX(旧Twitter)を中心とするネット掲示板でキャンパスの絞り込みが一斉に始まりました。
当初は江別市内に点在する複数の高等教育機関(北海道情報大学、酪農学園大学、札幌学院大学)が取り沙汰されましたが、現場周辺の地理的条件や学生らの証言から、ほどなくして「札幌学院大学」であることが確実視されるに至りました。その後、報道各社の続報や大学側の関係者への取材により、在籍していた学部・学科は「人文学部 こども発達学科」であると報じられています。
こども発達学科は、保育士や幼稚園・小学校の教員を目指す学生が多く集まるアットホームな環境として知られていました。周囲の学生への取材によると、普段の八木原被告は「おとなしく目立たないが、独特の空気感を持つ不思議な雰囲気の学生」と映っており、保育や教育を学ぶ場に身を置いていた日常と、深夜の凄惨な犯行との凄まじいギャップが教育関係者や同級生に極めて深い動揺を与えました。