近年、世界中で猛威を振るう鳥インフルエンザ。多くの消費者が懸念を抱くこの課題に対し、現地政府はどう動いているのか。ブラジル農業牧畜供給省(MAPA)は、商業用養鶏場への野鳥進入を防ぐバイオセキュリティー(防疫措置)を限界まで高めてきた。
同省のカルロス・ファヴァロ相は海外メディアの取材に対し、「ブラジルの養鶏産業を守ることは、世界への食料安定供給責任を果たすことと同義だ。家禽における清浄性を維持するため、国際獣疫事務局(WOAH)の基準に準拠した厳密な防疫体制を敷いている」と強い自信を見せる。野鳥感染の事例が一部で確認された際も、迅速なゾーンニング(地域隔離)により、商業養鶏場への感染拡大を完全に遮断してみせた。