現在、FODやTVerといった配信プラットフォームを通じて、昭和・平成のアーカイブ映像に触れる機会が増えている。デジタルネイティブの若い世代にとって、当時の映像は単なる懐古趣味にとどまらない衝撃を与えている。規制が少なく、演者が本気でぶつかり合っていた熱量は、コンプライアンスが重視される現代のコンテンツにはない野性味を放っているからだ。
日本のお笑いが持つ独自のダイナミズム――計算された間と、偶発的なハプニングの融合――の原点がここにある。SNS上でも、ブラックデビルの軽快な身のこなしや予測不能なトーク展開を切り取ったクリップが話題となり、リアルタイム世代だけでなく新たなファン層を巻き込んだ再評価の波が広がっている。時代が変わっても、人間の根源的な笑いのツボは変わらないことを如実に物語っている。