CHA-CHAは、勝俣州和氏、西尾拓美氏、木野正人氏、中村亘利氏、松原桃太郎氏の5人で構成されたグループです。2026年の視点から彼らの足跡を振り返ると、アイドルという一時的な看板に甘んじることなく、それぞれが自らの適性と誇りを懸けて別々の領域で道を拓いてきた姿が浮き彫りになります。
リーダー格としてグループを牽引した勝俣州和氏は、解説不要のトップタレントとして現在も民放各局のバラエティ番組や情報番組で圧倒的な存在感を放っています。トレードマークの半ズボンと抜群のリアクション、共演者を立てる現場対応力は、まさに『欽きらリン530!!』の過酷な生放送で萩本欽一氏から叩き込まれた職人芸の結実です。自著やインタビューでも「僕の芸の骨格はすべて欽ちゃんのダメ出しから生まれた」と述懐しており、昭和のバラエティ精神を令和に伝える生きた証人となっています。
甘いマスクで絶大な女性人気を誇った西尾拓美氏は、芸能界引退後に大きな転身を遂げました。1997年にタレントの西村知美氏と結婚し、おしどり夫婦として広く認知される一方、料理人としての修行を重ねて飲食業界へ本格参入。広尾や渋谷などで韓国料理店やカフェのプロデュース・店長業務を手掛け、現在は食のスペシャリスト・実業家として手腕を発揮しています。華やかなスポットライトから身を引き、厨房で汗を流す堅実な姿勢は、当時のファンからも深い敬意を集めています。
グループ随一のダンススキルでステージを牽引した木野正人氏は、生粋の表現者としての道を貫いています。CHA-CHA解散後は単身渡米し、マイケル・ジャクソン氏の振付師として名高いヴィンセント・パターソン氏らに師事。帰国後はソロアーティスト活動に加え、名だたるメジャーアーティストの振付やバックダンス、さらには自身のダンススタジオでの後進育成に情熱を注いでいます。60代を目前にした今なお、その身体のキレと芸術性は衰えることを知りません。
元ジャニーズJr.の経歴を持ち、甘い歌声でファンを魅了した中村亘利氏は、CHA-CHA解散後に別ユニットでの音楽活動などを経て芸能界を離れました。現在は一般のビジネスパーソンとして民間企業で着実な生活を送っていると伝えられます。表舞台に出ることは原則としてありませんが、同窓会的な特番企画などで時折名前が挙がる際にも、関係者からは誠実な人柄が語られます。
グループのムードメーカーであり、お笑い担当として強烈なアクセントを残した松原桃太郎氏(本名:松原秀樹氏)は、タレント活動の後、放送作家や舞台演出、コント作家としての才能を開花させました。萩本欽一氏の直系としてコントの構造を熟知した筆力には定評があり、演劇プロデュースや地域振興のカルチャー企画に携わるなど、クリエイティブの現場で息の長い活躍を続けています。