ネット空間で飛び交う「感度3000倍」という言葉の本来の意味は、肉体や神経の感覚を人為的に3000倍まで引き上げる架空のシチュエーション、あるいはそれを引き起こす特殊な薬剤(感覚増幅薬・媚薬など)を指します。わずかな風が肌をかすめただけでも激痛や強烈な快感を覚えるような、「極限の過敏状態」を表現する言葉です。
しかし、現在のネットスラングとしての使われ方はさらに広がっています。日常会話やネット上のやり取りにおいては、「些細な刺激に対して大袈裟にビクビクと反応してしまう状態」や「ゲームの操作設定が異常に敏感で制御不能になっている様子」を誇張して例える比喩表現として定着しました。「10倍」や「100倍」ではなく「3000倍」という現実離れしたインフレ数値がもたらすシュールな語感が、ネットユーザーの笑いを誘うキラーワードとなっています。