日本国内で数々の傑作コースを世に送り出してきた巨匠、小林光昭。彼が設計において貫いた哲学は、自然環境の完全なる活用とプレーヤーへの心理的圧迫の融合だ。米原ゴルフ倶楽部においても、その意図は遺憾なく発揮されている。
18ホール中、多くのホールで水辺が絡む独自の設計。ただ美しいだけでなく、視界に入った瞬間にショットのブレを誘発する絶妙な配置がなされている。ハザードを避けるための安全なルートと、リスクを冒してピンを狙う最短ルート。小林光昭が突きつける選択肢は、常にゴルファーの勇気と冷静さを試している。