Q1:反り返りが激しい赤ちゃんは、全員が脳性麻痺なのでしょうか?
A1:いいえ、決して全員ではありません。生後数ヶ月の赤ちゃんは背筋の発達が一時的に優位になったり、お腹にガスが溜まっていたり、自己主張の表現として激しく反り返ることが頻繁にあります。睡眠中や機嫌が良いときに手足の力が抜け、首すわりや追視などの全体的な発達が順調であれば過剰な心配はいりません。ただし、常に体が硬く抱きにくい状態が続く場合は小児科で相談してください。
Q2:脳性麻痺は遺伝する病気ですか?
A2:脳性麻痺の大部分は遺伝性の疾患ではありません。受胎から生後4週未満までの間に、感染症、低酸素状態、早産や低出生体重による脳血管障害など、脳へ物理的・器質的なダメージが加わることで生じる非進行性の運動障害です。次子に同じ病気が遺伝する可能性は極めて稀とされています。
Q3:早期に療育やリハビリを始めるメリットは何ですか?
A3:乳幼児期の脳は柔軟性が非常に高く(脳の可塑性)、損傷を受けていない脳の領域が運動機能を代替・再構築する潜在能力を持っています。生後早期から理学療法士などの専門家とともに適切な姿勢保持や筋肉の使い方を練習することで、関節の変形や拘縮を防ぎ、将来的な運動機能や日常生活動作(ADL)の自立度を大きく高めることができます。