赤ちゃんがバリカンを嫌がって泣いてしまう主な原因は、「耳元で鳴る未知の機械音」と「頭皮に伝わる不快な振動」への恐怖心にあります。一度恐怖心を植え付けてしまうと次回以降の散髪が難航するため、事前の導入と環境づくりが成功を左右します。
まず散髪当日の数日前から、電源を入れない状態でバリカンを赤ちゃんに見せたり触らせたりして、おもちゃ感覚で存在に慣れさせます。次に、少し離れた場所でスイッチを入れ、「ブーンと音が鳴るけれど痛くないもの」であることを優しく声かけしながら認識させます。親自身の腕や太ももにアタッチメント越しに当ててみせ、笑顔を見せるのも強い安心感につながります。
カット本番では、機嫌が良い午前中や授乳・お昼寝の直後を狙います。作業は大人2人体制が理想的です。1人がスマートフォンでお気に入りの動画を見せたり、絵本や手遊びで赤ちゃんの視線と注意を引きつけ、もう1人が手早くカットを進めます。1回の散髪にかける時間は長くても10分以内に設定し、機嫌が崩れそうになったら途中で潔く中断する柔軟さも大切です。