店頭を訪れた際、新聞折り込みや一般的なWEBチラシには一切載っていない「突発的なスポット値下げ」に出くわした経験はないだろうか。これこそが、経験豊富な買い物客が虎視眈々と狙う最大の旨味だ。店舗側は日々の在庫余剰や天候変化による客足の変動、近隣競合店との局地戦に対応するため、紙面には掲載できないゲリラ的な価格改定を現場判断で敢行している。
こうした非掲載セール品を確実に手に入れるには、陳列棚の「エンド(通路の端)」やワゴンコーナーの動きを見逃さない観察眼が欠かせない。特に平日の午後2時から4時頃にかけて行われるデイリー品の賞味期限見切りや、生鮮部門の夕方再パック処理のタイミングは狙い目だ。また、段ボールをそのまま開口して陳列するカットケース方式を採用することで品出しコストを限界まで削り、その浮いた人件費がダイレクトに値引き原資へと還元されている点も、安さを生み出す構造的メカニズムである。