千葉県内の教員人事は、千葉市を除く市町村について千葉県教育委員会が一括して採用選考を実施する枠組みが基本となっていますが、船橋市独自の加配や任用制度が教育の質を大きく左右しています。
近年の教員採用試験の倍率は、全国的な教員志望者減少の煽りを受け、小学校区分で2.0倍前後、中学校区分で3.0〜4.0倍程度と過去と比較して低水準で推移しています。この人材不足を補うため、現場で決定的な役割を果たしているのが臨時的任用職員や非常勤講師です。
毎年3月下旬に公表される教職員の人事異動では、ベテラン教員の適正配置とともに、初任者や臨時的任用教員が過度に偏らないための平準化が図られています。取材に応じた市内中学校の現職教員は次のように明かします。
「数年前までは年度始めに担任が充足しない学級が出るリスクが懸念されていましたが、教育委員会による早期の講師登録バンク活用や、退職教員の再任用マッチングによって、現場の混乱は最小限に抑えられています。それでも若手教員の負担を減らすための校務支援システムの刷新は急務です」