春を告げるクロスジギンヤンマの生態と見分け方|ギンヤンマとの決定打に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。

Q1:都市部の住宅地や近所の公園の池でもクロスジギンヤンマは見られますか?
A1:周囲にまとまった雑木林や樹林地が存在する公園の池であれば、都市部でも見られる機会は十分にあります。ただし、コンクリート護岸だけで木陰が一切ないような近代的な人工池よりは、周囲に木々が生い茂る歴史あるビオトープや緑地の池を好んで飛来します。

Q2:ギンヤンマとクロスジギンヤンマが同じ水辺で共存することはありますか?
A2:時期が重なる5月下旬から6月頃であれば、同一の池で見かけることがあります。ただし、好む空間の住み分けが自然となされており、ギンヤンマは日当たりの良いオープンウォーター(池の中央部)を、クロスジギンヤンマは木陰が広がる岸辺沿いや樹林寄りを主戦場として旋回します。

Q3:採取したヤゴが餌を全く食べないのですが、どうすればいいですか?
A3:ヤゴが餌を食べない主な原因は「水温の急変」「環境への警戒」「脱皮直前・羽化直前」のいずれかです。水温が極端に低すぎないか確認し、生きたメダカや動くアカムシを目の前に静かに落としてみてください。体が黒ずみ、背中の翅芽(しが=翅のもと)が膨らんでいる場合は羽化の前兆ですので、無理に給餌せず羽化用の登り木を速やかにセットしてください。