私たちが日常で経験する口内炎の約8割は、境界が明瞭な白い円形の潰瘍ができるアフタ性口内炎です。この発症には、外的な刺激だけでなく体内のコンディションが密接に関わっています。
主な原因として挙げられるのは以下の要素です。
- 粘膜の物理的損傷:誤って頬の内側を噛んだり、硬い食べ物や歯ブラシの毛先で傷がついた箇所から炎症が起きる。
- 免疫力の低下と過労:睡眠不足、極度のストレス、過労によって自律神経が乱れ、口腔粘膜の自己修復力が落ちる。
- 栄養バランスの乱れ(ビタミン不足):特に粘膜の健康維持と代謝に直結するビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCの欠乏。
- 口腔内衛生の悪化:唾液の分泌量低下による口内の乾燥や、磨き残しによる雑菌の繁殖。
つまり、口内炎は「局所的な細菌感染」というよりも「身体の免疫低下や栄養不足を知らせるサイン」であるケースがほとんどです。外から塩で強引に殺菌しようとするアプローチ自体が、発症のメカニズムと噛み合っていません。