ライブ演奏だけでなく、HYDEが乾杯や祝辞の場で見せた立ち振る舞いも極めて印象的なものでした。壇上に立ったHYDEは、クールなパブリックイメージを良い意味で覆す、穏やかで温かみに満ちたトーンで語り始めました。
「DAIGOは本当に純粋で、周りを幸せにする力を持っている。景子さんと出会えて、本当に良かった」――後輩の人間性を心から慈しみ、新婦を気遣う誠実な言葉の数々に、会場内では静かな感嘆の声が漏れました。カリスマ特有の威圧感は一切なく、あくまで新郎新婦の晴れ舞台を立てる配慮に徹した姿は、大人の表現者としての品格をまざまざと見せつけるものでした。
当時、このサプライズが報道されるやいなや、SNSやネット掲示板は騒然となりました。特に90年代に青春を過ごしたファンコミュニティでは、「HYDEとTERUが同じステージで歌っているという事実だけで白飯が何杯でも食える」「かつてファンの間でライバル視されていた両雄が、DAIGOの結婚式という愛の場に揃うとは夢にも思わなかった」といった熱狂的なリアクションが殺到しました。音楽史の文脈においても、DAIGOの仲介力が長年のファン感情を融解させ、ポジティブな連帯感を生み出した瞬間でした。