なぜ多忙を極めるトップスターと多忙な実業家が、これほどまでに長く心地よい関係を保ち続けられるのでしょうか。その最大の理由は、ライフスタイルに対する徹底した美意識の一致にあります。
2人はともにヴィンテージワインの熱烈な愛好家であり、食、クラシック音楽、絵画、インテリア、そして花や観葉植物を慈しむ感性を共有しています。稲垣さんはプライベートにおいて他人に干渉されることを極端に嫌う潔癖な一面を持っていますが、ヒロくんとは「沈黙がまったく苦にならない」「お互いのパーソナルスペースを完璧に尊重できる」と語っています。
人生経験豊富なヒロくんは、稲垣さんにとって親友であると同時に、頼れる兄であり、精神的な父親のような相談相手でもあります。利害関係が一切存在しない場所で、肩書きを脱ぎ捨てて純粋な自分に戻れる安全基地――それこそが稲垣さんにとってのヒロくんという存在なのです。