ネット上には多種多様なライフハックが出回っていますが、中には食品科学や物性面から見て逆効果となる保存行動も散見されます。
誤解①:「とりあえず冷蔵庫・冷凍庫に入れれば湿気ない」の罠:
スナック菓子を袋の口を開けたまま、あるいは簡易留めの状態で冷蔵庫に入れるのは避けるべきです。冷蔵庫から室温に取り出した瞬間、温度差によって袋の内外に「結露」が発生し、一気に水分を吸って食感が損なわれます。冷温保存をするなら、完全密封ジッパー袋に入れ、室温に戻してから開封するのが鉄則です。
誤解②:「輪ゴムを何重にも巻けば空気は防げる」の思い込み:
輪ゴムで袋の首を縛る方法は最も一般的ですが、袋のシワの隙間から微細な空気が流通し続けます。特に油脂を多く含むポテトチップスは、空気中の酸素と光によって油の酸化が進行し、胸焼けの原因となる過酸化脂質が増加します。折る・挟む・熱で溶着するという「面」での遮断が不可欠です。