ネット上の言説で頻繁に見受けられるのが、「浜田雅功だから許された」「昭和気質の芸人だからセーフだった」という解釈です。しかし、この見方はコンプライアンスが極限まで厳格化した2020年代半ばのリアリティを見落としています。単に「芸人だから」という免罪符だけで乗り切れる時代はとうに終わっています。
世間が浜田を断罪しなかった真の理由は、彼が「決して被害者面をしなかったこと」に尽きます。多くの芸能人が不倫発覚時に「相手に騙された」「夫婦関係はすでに破綻していた」などと自己弁護を図り、世論の猛反発を招くのに対し、浜田は発覚直後から完全に自らの非を認め、頭を丸める勢いで謝罪しました。
また、テレビ関係者の間では、浜田の「スタッフや共演者に対する気遣いと裏表のなさ」が極めて高く評価されています。カメラが回っていない現場での誠実な振る舞いが蓄積されていたからこそ、有事の際に制作陣やスポンサーが「浜田を見捨てる」という選択をしなかったのです。ネットの反応・評判においても、浜田の私生活の甘さを批判する声はありつつも、それ以上に「家庭内で完全に妻に頭が上がらない構図」が認知されていたため、バッシングが過剰に先鋭化することはありませんでした。