鉄道趣味そのものは極めて健全で歴史ある文化です。しかし、罵声大会と呼ばれる駅ホームでの騒動や線路内不法侵入などの悪質な撮り鉄トラブルがニュースで頻繁に報じられるにつれ、世間の目は厳しさを増していきました。
問題は、そうしたマナー違反の原因を短絡的に「発達障害」や「病的な執着」と結びつけるネット用語の風潮です。ネット上では「アスペ」「でんちゃ」といった言葉が安易に同義語のように扱われるケースが散見され、真面目に趣味を楽しんでいる多くの鉄道ファンや、障害と向き合いながら社会生活を送る当事者たちに対する不当なラベリング(偏見の固定化)を生む要因となっています。