家庭内で発生する電動マッサージ機による事故の理由を検証すると、最も致命的な結果を招いているのが「回転機構への巻き込み」です。特に過去に発生したマッサージ機での首の窒息事故では、仰向けやうつ伏せの状態で首筋や肩をほぐそうとしていた利用者の衣服が、高速回転するローラー部に巻き付いて首を強く圧迫したことが直接の死因となっています。
利用者が強い刺激を求めたり、摩耗したカバーを「邪魔だから」と安易に外してしまったりした結果、内部の回転ローラーが露出。そこへ襟元やマフラー、衣服の端が触れた瞬間、電動マッサージ器の巻き込み事故へと直結しました。自力でスイッチを切ろうにも、首元が極限まで締め上げられて身動きが取れず、わずか数分で意識を失ってしまうという恐ろしいメカニズムが事故調査によって明らかになっています。