カボチャと小豆を甘辛く煮詰めた郷土料理「いとこ煮」。追々(おいおい)煮込むことと甥々(おいおい)、銘々(めいめい)煮ることを掛け合わせたダジャレが名前の由来とされるこの料理が、近年ふたたび腳光を浴びている。
ユネスコ無形文化遺産にも登録された伝統和食文化の価値が見直されるなか、農林水産省をはじめとする各機関も、郷土料理の継承活動を後押ししている。さらに、食品・ヘルスケア産業においても、いとこ煮が持つ高い抗酸化作用や食物繊維の豊富さに注目が集まっている。
小豆に含まれるポリフェノールやサポニンは、現代人の気になる生活習慣対策にも適している。甘さ控えめで素材本来の味を活かしたヘルシーフードとして、伝統のいとこ煮は最新のウェルネス思考にも見事に合致しているのだ。