Q1:東大後期日程はいつ正式に廃止されたのですか?
A1:2015年度入試(2015年3月実施)を最後に廃止されました。翌2016年度入試からは、新たに「推薦入試(現在の学校推薦型選抜)」が導入され、後期日程の募集枠がそのまま推薦枠へと移行しました。
Q2:東大後期日程の過去問を解くことは、現代の受験生にとっても意味がありますか?
A2:極めて高い学習効果があります。特に文科類の総合科目における長文論述や、理科類の思考力重視の実験考察問題は、現代の東大・京大の前期日程対策や、慶應義塾大学などの難関私大小論文、大学院入試の論述トレーニングとして最高水準の良問揃いです。ただし、出題形式が特殊であるため、基礎学力が完全に完成した秋以降の応用演習として活用するのが賢明です。
Q3:なぜセンター試験の足切り得点率が9割前後と異常に高かったのですか?
A3:後期日程の募集定員が文科・理科合わせてわずか100名程度と極めて少なかったためです。全国のトップ進学校から「東大前期のリベンジ」を狙う層や、国公立医学部・京大レベルの最上位層が一挙に出願した結果、第1段階選抜(足切り)のボーダーラインが跳ね上がり、年度によっては92%前後の得点率が必要とされる過酷な競争となりました。
Q4:今後、東大が後期日程を復活させる可能性は本当にないのでしょうか?
A4:現行の教育改革方針から見て、ペーパーテストによる後期日程が復活する可能性はゼロに近いと考えられます。東大は学生の多様性確保(地方出身者の増加、女子比率の向上、海外留学生の獲得など)を最重要課題として掲げており、均質な高偏差値層を集めるペーパー試験の増設は大学の目指すビジョンと完全に矛盾するためです。