話題沸騰中の 東京喰種ウタの正体と結末|ピエロの目的やタトゥーの秘密を徹底解明について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

ウタの真情を語る上で欠かせないのが、四方蓮示との過去です。

かつて4区が荒れ果てていた時代、ウタは4区のリーダー格として君臨していました。そこに姉(霧嶋ヒカリ、トーカとアヤトの母)を有馬貴将に殺され、復讐の狂気に囚われていた若き日の四方が乗り込んできます。二人は血反吐を吐くまで殴り合い、決着がつかない戦いを幾度も繰り返しました。

当時のウタにとって、手加減なしに本気でぶつかり合える四方の存在は、退屈で無機質だった世界に色彩を与えてくれる「唯一の光」でした。その後、CCGの捜査官部隊(有馬貴将ら)が4区に介入した際、二人は共闘して窮地を脱し、奇妙な友情と信頼関係を築くに至ります。

しかし、四方は芳村(店長)と出会い、「あんていく」の一員として生きる目的を見出していきました。仲間を守り、大人になり、前を向いて歩き始める四方。その姿を見たウタは、「ヨモが自分を置いて前へ進んでしまうことへの強烈な寂しさ」に苛まれます。

『東京喰種:re』での四方との決戦時、ウタは赫者となりながら本音を吐露します。「君と本気で殺し合いたかった」「変わらないでほしかった」という叫びは、まるで親友に置いていかれた子どもの純粋で身勝手な悲痛の叫びそのものでした。