Q1:イトーヨーカドーは関西から完全に全店消滅してしまったのですか?
A1:完全にゼロになったわけではありません。ただし、セブン&アイの首都圏集中方針に伴い、多くの総合スーパー業態は閉鎖または規模縮小となりました。アリオ鳳やアリオ八尾など、グループ商業施設内において一部機能や戦略的売り場を残す形態への移行が進んでおり、過去のような単独の総合スーパーを街中で見かける機会は極めて稀です。
Q2:セブン-イレブンは関西でも人気なのに、なぜヨーカドーだけが苦戦したのですか?
A2:コンビニと大型総合スーパーでは、消費者が求める価値と物流構造が全く異なるためです。コンビニは立地と即時利便性が最重要であり、ドミナント出店によって高密度な配送網を関西全域に構築できました。一方、イトーヨーカドーは衣食住を扱う巨大店舗であるがゆえに関西での出店数が限られ、物流コストが割高になったうえ、地場の超強力な食品スーパー群(万代やライフ等)との日常的な価格・鮮度競争に埋没してしまいました。
Q3:閉店したイトーヨーカドーの跡地にはどんな店舗が入っていますか?
A3:跡地には、地域密着型で食品に強みを持つ地場スーパー(平和堂やロピア、イズミヤ、ダイエー系列など)が核テナントとして入居するケースが目立ちます。また、アパレルや日用品フロアにはニトリやダイソー、しまむらなどの有力専門店が誘致され、従来の「何でも自前で揃える総合スーパー」から「専門店を集積させたショッピングモール」への業態転換が定着しています。