日本のインターネットにおけるまとめ文化の原点は、2000年代初頭にまで遡る。当時の「2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)」のスレッドから面白いレスを抽出し、フォントの色やサイズを変えて編集した個人ブログが爆発的な人気を博した。
その受け皿となったのが、ライブドアブログをはじめとするブログプラットフォーム群だ。広告収益モデルと結びついたまとめブログは、個人運営から法人による組織的なメディア運営へと急速にシフトしていく。やがて誰もが手軽にリストを作成できる「NAVERまとめ」が登場し、キュレーションブームは社会現象となった。
しかし、著作権問題や不正確な医療情報の流通が問題視され、NAVERまとめは2020年にサービスを終了。プラットフォームの統廃合が進み、現在のLINEヤフー株式会社が管轄するポータルをはじめ、より厳格なコンプライアンスとアルゴリズムによる選別が求められる時代へ突入した。Webメディア業界はいま、単なる「コピペ」から「編集力と文脈の提示」への転換を余儀なくされている。