「数式を入力してコピー&ペースト(値貼り付け)する手順すら省きたい」「マクロの設定権限がない」という場面では、エクセルで関数を使わずに全角変換を行うアプローチが威力を発揮します。
代表的な手法がMicrosoft Wordの「文字種の変換」機能を中継するテクニックです。変換したいエクセルのセル範囲をコピーしてWord文書に貼り付け、文字列を選択した状態で「ホーム」タブにある「文字種の変換」アイコンから「全角」を指定します。Wordはカタカナと英数を個別に細かく指定できる機能を持っているため、Word上で希望の形式に整えた後、エクセルへコピー&ペーストで戻すだけで一連の作業が完了します。
さらに、入力パターンを自動認識するフラッシュフィル(ショートカット:Ctrl + E)も重宝します。隣接する列の先頭行に、目的とする全角変換後の文字列を手動で入力し、次の行でCtrl + Eを押すだけで、エクセルが規則性を検知して下行まで一瞬で同一パターンの変換を展開してくれます。
また、少量の決まった単語であれば、エクセルの文字列置換機能による半角・全角の整理(Ctrl + H)を使うのも一案です。置換前の文字列に半角カタカナを入力し、置換後に全角カタカナを指定して「すべて置換」を実行すれば、シート上の対象文字列が一斉に書き換わります。