マスタ参照などでVLOOKUP関数を使用した際、参照先のセルが空白であるにもかかわらず、計算結果として「0」が返ってきてしまい困惑した経験を持つ担当者は非常に多いです。この現象はエクセルの仕様上、空のセルを参照すると数値の「0」として評価されてしまうために発生します。
数式レベルでゼロを完全に空白化したい場合、最も汎用性が高いのは「Excel IF関数 ゼロを表示しない」組み立て方です。
=IF(VLOOKUP(A2, マスタ範囲, 2, FALSE)=0, "", VLOOKUP(A2, マスタ範囲, 2, FALSE))
上記のように記述すれば、VLOOKUPの戻り値がゼロ(または参照先が空欄)のときのみ空白文字列("")を返し、それ以外は正常なデータを表示させることができます。数式が長くなるのを防ぎたい、かつ返却値が文字列データであることが確定しているケースでは、末尾に「&""」を連結させるスマートな裏技も実務で重宝されます。
=VLOOKUP(A2, マスタ範囲, 2, FALSE) & ""
この記法を用いれば、参照先が空欄のときにゼロへ変換されるのを防ぎ、直接空文字として処理できます。ただし、返却される数値がすべて「文字列型」に変換されてしまうため、後続の計算式で足し算や集計を行う列には使用せず、氏名や商品名などのテキストデータに限定して利用するのが実務上の鉄則です。