容量制限の理解にあたっては、「容器1個あたりの上限」と「1人あたりの合計上限」の双方を正しく把握しなければならない。国内線・国際線を問わず適用される基本ルールとして、スプレー缶容器1個あたりの最大容量は0.5L(または500g)以下と定められている。複数個を持ち込む場合の合計量は、1人あたり2.0L(または2.0kg)までが絶対的な上限だ。この基準は、化粧品類や医薬品類として許可されるすべてのスプレー製品に共通して適用される。
国際線を利用する場合は、別次元の液体物持ち込み規制が重なる点に注意したい。客室内へ持ち込む手荷物については、100ml(100g)以下の容器に入れたうえで、容量1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋に収めなければならないのだ。100mlを超えるサイズのヘアスプレーなどは、どれだけ中身が残っていなくても受託手荷物としてカウンターで預ける選択一択となる。これら厳格な規定は、世界的な航空安全の枠組みである国際航空運送協会(IATA)が定める危険物輸送規則に準拠したものだ。